ペットシッターコラム

猫だけ1週間留守番はNG!適切な対策と帰宅後のアフターケアはしっかり行いましょう

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猫は1日の大半、約15時間〜16時間も寝て過ごす生き物ですので、1日程度であれば飼い主の顔が見えなくてもそこまで不安になったりストレスを感じることは多くありません。そのため、1〜2泊程度の外泊であれば基本的には問題ありませんので、ご飯やお水、トイレを複数用意しておくことで留守番に必要な環境を整えておきましょう。ただし、3泊以上や1週間以上など比較的長期に渡り猫を留守番させなければいけない場合は、いくつか注意するべき点があります。

1週間猫に留守番をさせる方法

もしも3泊4日から1週間近く猫だけで留守番をさせた場合、帰宅した時に部屋が猫に荒らされていたり、猫の体調が悪くなっていたりする可能性があります。特に猫は綺麗好きな動物なので、3泊4日以上外泊してトイレが汚い状態が続いた場合、トイレをぎりぎりまで我慢したり、トイレ以外の場所で排泄してしまう可能性も出て来るでしょう。また、いくら1日にの大半を寝て過ごすとはいえ、誰とも接しない性格にはさみしさやストレスを感じてしまいます。3泊4日以上、1週間以上と長期間猫を留守番させる場合は、必ず人の力を借りましょう。

友人やペットシッターに自宅で猫の世話を頼む

最もおすすめできる方法が、猫は自宅に置いたまま、信頼できるご友人ペットシッターに自宅の鍵を預け毎日みに来てもらう事でしょう。
猫を飼われている方ならよくご存知かと思いますが、猫は環境の変化をとても苦手にしている動物です。ペットショップや保護猫譲渡会などで猫を自宅に連れて来た初日や引っ越しの初日は、猫は元気が無く怯えながら、どこかに小さくうずくまっていたりしませんか?またご飯も普段より食べなかったり、トイレもほとんど出なかったり。これはそれまで住んでいた環境と大きく変わってしまったためストレスを感じている状況ですよね。ですので、できる限り猫は環境の変化のない自宅にいることが望ましく、ご友人やペットシッターに合い鍵を渡して、ご飯の補充や、猫の様子の確認、いつものおもちゃで少しだけ遊んであげたりといったことをお願いするのが望ましいでしょう。

生活環境は変わらず餌の管理を飼い主以外の人物が行うだけなので、ペットホテルと比較すると猫のストレスはとても少なくなります。ただし猫の世話をしてもらう為には、自宅の合い鍵を渡さなければいけません。知らない人が留守の間自宅に入ることにどうしても抵抗がある場合は、仲の良い信頼できる友人にお願いしましょう。

とはいえ、ペットシッターとして働いている人たちはみんなワンチャン猫ちゃんが大好きな心優しい人たちです。個人で運営しているシッターさんの中には悪い事を考える方もごく稀にいるかもしれませんが、法人としてスタッフを抱えて運営している会社、お店では、スタッフの身元、生い立ち、実家の住所などしっかり確認した上で契約している事がほとんどです。万が一スタッフが良からぬ事をするようならば、すぐに対応できる体制を整えています。ですので、ペットシッターのご利用もどうぞご安心ください。

ペットホテルに預ける

ペットホテルは、ペット専門の宿泊施設です。ペットの預かりに関する知識を勉強したスタッフがお世話をしてくれ、また医師が常駐する病院にホテルが併設されているケースも多くあります。24時間体制でペットを預かってくれる点は安心して預けられますよね。ただし猫は上記で記載した通り環境の変化をとても嫌う動物です。いつもと違う環境で過ごし眠ることが大きなストレスになり、いくら医師がいてもみるみる体調が悪くなり、原因が原因ですので根本的な自宅に戻ることと、大好きな飼い主にあうことがそのような体調が回復する最大の要因となったりします。またペットホテルでは猫以外のペットも預かっている為、施設によっては犬などの猫以外の動物と同じ部屋の中にいなければいけないこともありこれもストレスが強くなる原因となるでしょう。

動物病院に預かってもらう

ペットホテルとほぼ同意義となりますが、かかりつけの動物病院が旅行中の預かりに対応できる場合、動物病院に預ける方法もあります。ただし動物病院は治療中の動物や入院している動物の数によっては受け入れられないこともあります。

帰宅後に確認したいこと

1週間以上猫に留守番させた場合、帰宅後に猫の様子の確認が必要です。飼い主の帰宅後に猫がいつもと違う行動を取っている場合は、留守番でストレスを感じている可能性があります。猫に留守番をさせた後は、爪とぎの回数が増えたりわざと物を落とすような問題行動が増えたりしていないか確認してください。外泊から帰宅したらまずは猫のストレスを緩和させてあげましょう。

声を掛けて褒める

帰宅後猫に会ったら、まずはしっかりと留守番できたことを褒めてあげましょう。ありがとうと声を掛けて頭を撫でてあげてください。猫にとって飼い主とのコミュニケーションは理想的なストレス解消法です。留守番のご褒美として普段よりも美味しい食事を与えるのも効果的です。留守番の後には良いことがあると学習すると、次回からの留守番で感じるストレスが減る可能性が高いです。

猫が落ち着かない場合

留守番後に声を掛けて褒めてあげれば、ほとんどの猫はすぐに落ち着きを取り戻します。しかし中には時間が経ってもいたずらや粗相が続き、鳴いて落ち着かない状態が続く猫もいます。この場合猫が「分離不安症」という飼い主と離れることで感じたストレスから発症する病気にかかっている可能性が考えられます。分離不安症は悪化すると健康状態にも悪影響を与えるので、猫の問題行動が長く続く場合は一度動物病院に相談してみましょう。猫に留守番させた時は、帰宅後普段と違う様子がないか確認することが重要です。

留守番時にできる分離不安症対策

猫に留守番させる時に分離不安症対策としてできることの1つとして、飼い主の匂いが付いた洋服やタオル、毛布などを室内に残していく方法があります。ただし留守番中に猫が遊んで汚してしまう可能性があるので、汚れても問題ない物を使用しましょう。外泊前日に汚れてもいい洋服を着用して、当日洗濯していない洋服を置いて出かけるだけでも猫のストレスを予防できます。また電気代がかかってしまう方法ですが、テレビをつけっぱなしにしておく方法もあります。猫用に開発されたヒーリングミュージックなども販売されているので、愛猫に適した方法でストレスを予防してあげましょう。

留守番は準備とアフターケアが大事

猫に自宅で留守番させるのは2日までにしておきましょう。3日以上から1週間近く猫に留守番してもらわないといけない場合は、自宅に置いていく以外の手段を取る必要があります。猫を外出先に連れていく方法もありますが、急に見慣れない環境に連れてこられたことでストレスを感じてしまう猫もいます。猫を1週間以上留守番させる必要がある時は人に頼り、留守番後のアフターケアをきちんと行ってあげましょう。

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