ペットシッターコラム

ペットホテルに1週間ペットを預けても大丈夫?留守中のペットがより快適に過ごすための対策とは

ペットホテルに1週間ペットを預けても大丈夫?留守中のペットがより快適に過ごすための対策とは

ペットを飼っている人が突然、1週間、家を空けなければならなくなった時、どうすればいいでしょうか?

たとえば独り暮らしでペットを飼っている人が1週間の出張に行かなければならない場合。

また出張や旅行ではなくても、飼い主が急に入院しなければならなくなることも考えられますね。

おそらくすぐに思いつくのはペットホテルに預けるという方法だと思います。

しかしペットホテルに預けられる場合、ペットは想像以上にストレスを感じる可能性があるようです。

ペットは預けられるとこんなストレスを感じている!

ペットは人と違っていやなことがあっても文句を言ったり、言葉で説明することができません。

でも環境が変わったり、飼い主と離れることによるストレスは相当なものがあるようです。

動物によっても、そのペットそれぞれの性格によってもその度合いは異なりますが、どのようなストレスを受けるのかを説明していきましょう。

●飼い主と離れることで犬が感じるストレス

「犬は人につく、猫は家につく」という言葉があるように、犬と猫によってもストレスの感じ方が異なるようです。

犬は「社会性の高い生き物」と言われます。

もともと犬はグループで生活する動物でした。群れになって獲物をつかまえたり、外敵から身を守ったりしてきました。群れの中にはリーダーがいて、犬はリーダーに従い、チームで協力しあって生きる動物だったのですね。

そして現在、ペットと生きる犬たちは、家族を群れの仲間として見ています。そのため、家族と離れてひとりぼっちになってしまうことは、群れとして生きる習性のある犬にとってとても不安なことなのです。

こうした犬の性質から、飼い主が突然、自分を置いていってしまい、知らない人にあずけられることは、大変な不安と恐怖を感じることになるのですね。

●環境が変わることで猫が感じるストレス

猫の場合はどうでしょうか?

猫はもともと、単独行動で生きる動物でした。それは狩りをする対象がネズミなどの小動物だったことから、一人で狩りをすることができたためと考えられています。

そのため、猫は一人になっても犬ほど寂しさを感じることはないようです。どちらかというと猫の方がマイペースなイメージがありますよね。

しかし猫はペットホテルに預けられてもストレスを感じないわけではありません。

実は猫は大変繊細な生き物で、「環境が変わること」で大きなストレスを受けます。

環境が変わることで猫は、自分を守るために隠れる場所や寝る場所を必死で把握しようとします。

こういった猫の性質から、留守にするのが1泊ぐらいであれば家で留守番をさせた方がよいとも言われています。

ペットホテルに預ける場合のチェックポイント

犬も猫も、飼い主や家を離れて預けられるのは大きなストレスがあることがわかりました。それでもやむを得ず、ペットホテルに預けることもあるかと思います。

その場合、どのようなペットホテルがいいのか、チェックするためのポイントをご紹介します。

●広いスペースが確保されている/他のペットとの接触

ケージが向かい合っていて、他のペットの姿が見えたり、スペースが狭すぎる場合はペットが感じるストレスも大きくなってしまいます。

●排せつ物が適切に処理されているかどうか

衛生面がきちんと行き届いているかどうかも重要です。

●空調設備が整っていて適切な温度設定がされているかどうか

●スタッフが24時間常駐しているかどうか

中にはある時間を過ぎると完全に無人になるペットホテルもあるようです。また、24時間スタッフが常駐していても、常にペットを見てもらえるわけではありません。

●散歩や遊びのサービスがあるかどうか

●食事の用意

ペットホテル側で用意している場合と、持ちこみの場合があります。

基本的にはこのような点をチェックし、よりペットが快適に過ごせる環境かどうかを見極める必要があるでしょう。

ペットのストレスを少なくするための対策

それではペットホテルに預けられる場合のストレスをできるだけ少なくする方法はあるのでしょうか。

普段の生活の中で少しずつストレスを減らす工夫をすることができます。

●少しずつ飼い主との距離感を作る

ペットが常に飼い主とべったり一緒にいる場合もあると思います。

夜も一緒に寝ていたり、一日中そばにいるような、非常に飼い主との距離感が近い場合です。そういうペットは当然ながらいきなりペットホテルに預けて飼い主と離れるとペットは大変な不安とストレスを感じることになります。

そのため、少しずつ一人で留守番をさせて一人でいることに慣れさせることも大切です。

●ハウストレーニングをする

ペットホテルに預けると基本的にペットはケージの中で過ごすことになります。

預ける時にいきなりケージの中に入れられるとやはりペットはパニックになってしまうでしょう。

時々ケージやキャリーバッグに入る時間を作るハウストレーニングをしておけば、いざという時も落ち着いて過ごせるようになります。

●他の人、他のペットと交流させる

家の中で飼っていると、中には他の犬とまったく遊べなくなる犬もいます。

家族以外の人・ペットとの交流の経験がないと、ペットホテルでスタッフや他のペットがいる環境に入ることでやはり大きなストレスを感じることになります。

普段の散歩のときに、少しずつ他の犬と交流させたり、他の飼い主さんと触れ合ってもらったりしながら、家族以外の人に慣れさせておくと、かなりストレスを軽減できるでしょう。

●一時預かりでペットホテルに慣れさせておく

いきなりペットホテルに1週間も預けるとなると、ペットの感じる不安や恐怖は大変なものになるでしょう。

ペットホテルやペットサロンでは、宿泊しなくても時間単位で預かってくれるサービスもあります。

長期間預ける前に、何度かそういうサービスを利用して少しずつそのホテルのスタッフや場所に慣れさせてあげるのもよい方法です。

●お気に入りのおもちゃやタオルを持ちこむ

いつも遊んでいるおもちゃや、普段の食事、飼い主のにおいがついたものなどをペットホテルに持ちこむことによって、ペットの不安を和らげることができます。

●ふだんから対策を講じることがペットの幸せにつながる

普段からこういった対策をとっておくことで、ペットホテルに預ける際のストレスをできるだけ減らしてあげることができます。

いきなり長期間ペットホテルに預けられることによるストレスで、中にはペットの性格が変わってしまったという例もあるようです。

中には常に緊張や不安を感じるようになり、小さな音にもおびえたり、飼い主の姿が見えなくなると鳴いたり、人や犬に激しく吠えたりするようになることもあります。

これはペットが「また飼い主に置いていかれるのではないか」という恐怖心を持ってしまったためです。

ペットは人が考えている以上に、そういう経験を覚えています。たとえずっと前に一度預けただけであっても、一度そういう恐怖を味わうと、かなり神経質になってしまいます。

そんな思いをさせないためにも、普段から対策を講じてあげたいですね。

ペットシッターサービスに依頼する方法も

ペットホテル以外に、留守中のペットのお世話をしてもらえるのがペットシッターのサービスです。最近、日本でもペット愛好家から大変注目を集めています。

ペットシッターサービスでは、シッターが自宅に来てごはんや散歩の世話をしてくれます。

ペットは慣れない環境で過ごすのではなく、慣れた自宅で過ごすことができるので、留守番のストレスが軽減できるのは大きなメリットですね。

実際にペットシッターの利用者からは、やはり環境の変化が少ない状態で面倒を見てもらえる点がいちばんのメリットだという声もあります。そして、お世話の内容や回数によって価格が設定されているので、ペットホテルよりも安価で利用できる点も好評のようです。

それだけでなく、自宅にペットシッターが来てくれるので、ペットの送迎の手間がかからないというメリットもあります。

ペットシッターに依頼する場合は、事前打ち合わせをするので、申込みの前にシッターの人柄やペットとの相性を確認することもできますね。

また信頼できる相性のいいペットシッターが見つかれば一度だけでなく、継続して以来することも可能です。飼い主にとってもペットにとっても、慣れたペットシッターが来てくれるのはありがたいですよね。

ペットホテルで他のペットたちと遊ぶのが大好きなペットであれば、ホテルの方がよいかもしれません。そのペットの性格に一番合う環境を選んであげるとよいですね。

SNOWペットシッターサービス SNOWペットシッターサービスは、横浜市、川崎市でペットシッターのサービスを展開しています。

横浜エリアでペットシッターを探している方、1泊以上の旅行の際はぜひ検討してみてくださいね。

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