ペットシッターコラム

猫は引っ越しに弱い!?ご飯食べない・トイレしない・夜に泣く時の対処法は?

猫は引っ越しに弱い!?ご飯食べない・トイレしない・夜に泣く時の対処法は?

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猫は繊細な生き物!引っ越しは大きなストレスになる!

現代において、ペットは立派な「家族」の一員です。だからこそ、転職や転勤、結婚、子育てなどで引っ越す時も、愛猫も一緒に、快適に引っ越しをして欲しいもの。

しかし、猫はとても繊細な生き物です。自由で気まぐれに見えますが、警戒心が強く、環境の変化には敏感です。また綺麗好きな一方で、気に入らないものは受け入れないという、こだわりも強い一面があります。

そのため、住み慣れた環境から移動する「引っ越し」という行動は、猫の性質上、とてもストレスがかかります。

実際に引っ越し先で、ストレスを感じた猫が問題行動を起こすことがあります。よくある3大トラブルは、「ご飯を食べてくれない」「トイレをしない」「夜泣きをする」です。

では、実際に猫はどのような行動を起こし、飼い主はどのように対処すれば良いのでしょうか?

トラブル1「ご飯を食べてくれない」

引っ越し前は食欲旺盛だったのに、引っ越ししたら急にご飯を食べてくれなくなってしまうというトラブルです。

人間でも、急に環境が変わると不安になって食欲がなくなったり、気持ちが落ち込んだりすることがありますよね。

猫も同じです。引っ越しで生活環境が変化すると、ストレスから食欲不振になってしまうことがあるのです。

何日も食べないとどうなる?

1日くらいなら様子を見ても良いですが、何日も食事を食べないとなると問題です。猫は、数日間ご飯を食べないと、「肝リピドーシス」を引き起こします。分かりやすくいうと「脂肪肝」で、肝臓に脂肪が蓄積して肝臓の機能が落ちてしまう病気です。

栄養が不足すると、脂肪が分解されて、肝臓にくっついてしまうのです。治療しないと死に至ることが多いため、2日絶食が続いているようであればすぐに対処する必要があります。

また、2日以内でも、水分すら取らないとなると、特に夏場では脱水症状を引き起こすことにつながりますので注意が必要です。

ご飯を食べてくれない時の対処法は?

ご飯を食べないのは命に関わることなので、出来るだけ引っ越し前から引っ越し後の生活をイメージしておき、猫にとって出来るだけストレスにならない環境作りが大切です。

家具の配置に配慮する

猫は警戒心が強く、自分のテリトリーに敏感です。そのため、家具の配置などが大きく換わると、テリトリーが侵されたと思ってしまいます。

そのため、引っ越し先でも引っ越し前と家具の配置を同じにする、猫が気に入っている家具は捨てないといった配慮をしてあげると良いでしょう。

猫の専用スペースを確保する

家のレイアウトを変更する場合は、できれば猫専用の避難部屋を一室用意して、代替となるテリトリーを作ります。

部屋の中には、ご飯、トイレ、お気に入りのおもちゃ、匂いがついた毛布などを置きます。

しばらくその中で生活させてあげると、安心してくつろげるようになり、ご飯を食べてくれることがあります。キャットタワーや、部屋の入り口に脱走防止の柵も用意するとなお良いですね。

あまり広さがない家や単身者用の家であれば、ケージや大きめのキャリーバッグなどを用意してあげましょう。

もしも専用の場所を作っておらず、すでに引っ越し先でご飯を食べてくれなくて困っている飼い主さんは、早急に専用の場所を用意してあげてください。

猫は暗くて狭い場所を好むので、大きめ段ボールに出入り口用の穴を作ってあげることでも代用可能です。

猫の食い付きが良いおやつを与える

最近は猫のご飯も種類が豊富になっています。「Cioちゅ~る」のような、猫の食い付きが良くて、水分と栄養が一緒に取れるおやつを用意してあげると食べてくれることがあります。

隠れた場合は少し離れて様子を見る

万が一、パニックになった猫がベッドの下や何かの隙間などに隠れてしまって出てこない場合は、ご飯や水を傍に置いておき、しばらくは構わずに様子を見てみましょう。そっとしておいてあげると、食べてくれることがあります。

以上のことを試しても長い時間、脱水や絶食になってしまう場合は、迷わず動物病院に連れて行くようにしてください。

トラブル2「トイレをしてくれない」

引っ越しをすると急にトイレをしてくれなくなった、というのもありがちなトラブルです。原因としては、新しい環境で緊張してしまい、排泄を我慢してしまったり、トイレの環境が気に入らないからしないといったことが考えられます。

猫は泌尿器系の病気にかかりやすいため、おしっこを我慢しすぎると膀胱炎になってしまい、放置すると腎不全へ進行します。特にオスの猫は注意が必要です。

また、うんちも、便秘が続くと巨大結腸症という腸の病気になってしまうことがあります。

猫は自分が辛くてもそれを隠す習性があるので、なんとなく元気がなさそうに見えても、「引っ越しで緊張してるのかな」と甘く見ていると、病気のサインを見逃してしまう可能性があります。

引っ越し早々、猫が病気で辛い思いをしないように、しっかり対処してあげましょう。

トイレをしてくれない時の対処法は?

トイレの環境を見直す

引っ越しを機に新しいトイレに変えていたり、砂を全て綺麗にしたりしていませんか?

猫は使い慣れたものであったり、自分の匂いがついたものでないと嫌がる傾向にあるため、引っ越しをしたからといってトイレの環境も変えるのは好ましくありません。

少なくとも、トイレの砂は、引っ越し前に使っていた砂を混ぜて使うようにしてください。また、場所は、猫の部屋やケージの中など猫の生活スペースに置くようにして、人の出入りが多くなるような場所には置かないようにしましょう。

ご飯や水分をしっかりと取る

新居の環境に緊張してご飯や水分を取っていないと、当然おしっこやうんちも出ません。

ご飯を食べない時の対処法を参考にしながら、水分の多いウェットフードや「Cioちゅ~る」、ジュレタイプのおやつをあげて様子を見てみましょう。

こまめにトイレをチェックしてみて、おしっこが2日、うんちが3日出ない場合は、動物病院へ連れて行ってください。

トイレ以外の場所にしていないかチェックする

トイレをしない、と思ったら間に合わなくてどこかに粗相をしてしまったということもあり得ます。トイレだけではなく、猫が隠れたり移動している場合は、その場所をくまなくチェックしてみてください。

警戒心が強い猫で、どうしても隠れてしまって出てこない時は、隠れていそうな場所にペットシートを敷いておくと粗相をした時も新居を汚される心配も減るでしょう。

トラブル3「夜泣きをする」

引っ越し後の猫のトラブルに、夜泣きもあります。引っ越しで疲れているのに、猫が鳴き始めて寝不足…なんてことになるのは辛いですよね。

猫が夜泣きをするのは、空腹、発情、病気、認知症など様々な原因が考えられますが、引っ越し後に急に夜泣きが始まったら、寂しさや不安などから夜泣きをしていると考えられます。

急に環境が変わり、一種のホームシックのような状態になっているのかもしれません。

夜泣きをする時の対処法は?

忙しい時こそスキンシップを取る

飼い主さんが引っ越し後の荷ほどきで忙しかったり、家を空けることが多かったりすると、猫は新しい環境で一人心細い思いをしてしまい、寂しさや不安が募って夜泣きをする原因になります。

甘えん坊の猫や人なつこい猫であれば、忙しい時こそ、意識的にスキンシップを取ってあげたり、遊んでストレスを発散させてあげるのが良いでしょう。

神経質な猫は環境に慣れるまで待つ

逆にあまり人と関わるのが好きではなかったり、神経質な猫の場合は、心配になって構い過ぎるとかえって敏感に反応してしまうことがあるので、夜泣きは一時の現象だと割り切るのも手です。

飼い主にとっては辛いかもしれませんが、環境の変化で夜泣きをしている場合は、2週間、1か月と経てば、慣れて自然と夜泣きも収まることが多いです。あきらかに日中具合が悪そうで病気の兆候が見られるようなことがなければ、様子を見てみても良いでしょう。

次に引っ越す時の参考に!猫のストレスを軽減する引っ越しの方法

環境の変化に敏感な猫は、出来るだけ引っ越しをしないようにするのが最善の方法なのですが、生活の都合で再び引っ越しが必要になることもあるかもしれません。

猫も飼い主も大変な思いをしないために、猫にストレスがかかりにくい引っ越しの方法をご紹介します。

家具の配置は引っ越し間際まで換えない

配置を換えてしまうと、それだけで猫にとっては環境の変化になってしまうので、ストレスを感じてしまいます。小物類や衣類などから徐々に整理していくようにして、当日に向けて準備していきましょう。

また、猫関連のグッズは当日まで梱包せず、匂いがついた使用済みのトイレ砂は一部でも持って行くようにします。

引っ越し先の動物病院をリサーチする

引っ越し先で体調不良になった時に慌てないよう、新居近くの動物病院もリサーチしておきましょう。

人間と違って動物の治療は自費になるので、ペット保険に入っていなければこれを機に加入しておくと安心です。

引っ越し当日は避難場所を作る

引っ越し当日は、業者などが頻繁に出入りするため、パニックになって脱走しないよう、部屋の一室や押し入れ、お風呂場などを猫専用の避難場所にします。

トイレ、ご飯、お気に入りのおもちゃや敷物、キャリーなどと一緒に置いておき、家を出る時に毛布などにくるんでキャリーバッグへと移します。

万が一脱走してしまった時に備えて、事前に迷子札をつけておくといざというときも安心です。

なお、キャリーバッグに慣れていないと、入るのを嫌がる場合があります。キャリーバッグは引っ越しだけでなく、災害時の避難にも役立つ者ですから、日頃からキャリーバッグにも慣れさせておくようにしましょう。

新居では猫専用のスペースの確保を

「ご飯を食べない」というトラブルの対処法でも紹介しましたが、猫は自分のテリトリーに敏感な生き物です。

家具の配置を工夫したり、新しい環境でも、「ここは安心できる場所だ」と思えるような猫用のスペースを作ってあげてください。

猫が安心できるスペースを作りつつ、猫が家の中を探索し始めたら、必要以上に構わないで、思う存分探索させてあげることが新居に慣れることにもつながります。

「今まで一緒に暮らしていたのだから猫も大丈夫だろう」と思わず、「引っ越し=猫を新しく迎え入れる」くらいの気持ちで、手厚くケアしてあげてください。

いきなりお留守番はNG?どうしても家を空けなければならない時は?

猫は種類にもよりますが、犬に比べるとお留守番が得意な生き物です。しかし、新居に引っ越した後は、環境の変化から体調不良になりやすいので、いきなり長時間お留守番させるのは好ましくありません。

また、猫が新居を探索するうちに、ものを落としたり壊したりすることもあります。例えば、キッチンへ侵入してシンクの蛇口を押してしまったり、食器棚からグラスを落としてしまったり、整理できていないものをいじくりまわされたりすることがあるかもしれません。

飼い主にとっても想定外の行動を取られると混乱しますし、万が一壊したもので猫が怪我をしてしまっては大変です。

常に家に誰か居るような環境であれば良いのですが、一人暮らしや共働きなどで、飼い主が仕事、出張、外せない用事で家を長時間空けなければならないこともありますよね。

そんな時は、ペットシッターサービスの活用がおすすめです。

ペットシッターサービスは引っ越し後の留守番でも心強い味方に!

ペットシッターサービスは、飼い主の家にシッターが訪問して、犬や猫のお世話をしてくれるサービスです。

散歩、ご飯、トイレ掃除、室内環境のチェック、ペットの様子の報告など、お世話できない飼い主に変わってしっかりとペットを見てくれます。

猫は警戒心が強く、見知らぬ人の訪問はストレスになることもありますが、ペットシッターであれば、プロならではの視点で上手にフォローしてくれます。

ご飯の食べ具合やトイレの状況、室内環境のチェックを細かくしてくれますし、急な体調不良や思わぬ怪我をした時はかかりつけの病院へ受診代行をしてくれるサービスもあります。

ペットシッターサービス以外に、ペットホテルに預けるという手もありますが、引っ越し後で敏感な猫を、さらに見知らぬ場所へ連れて行っては余計なストレスをかけてしまいます。

それよりは、飼い主の気配が少しでも感じられる自宅でペットシッターに診てもらった方がストレスを少なくすることができます。

ペットシッターサービスは「SNOWペットシッター」がおすすめ

神奈川県横浜市、神奈川県川崎市でペットシッターサービスを探している方は、「SNOWペットシッター」がおすすめです。

ペットシッター歴10年以上のスタッフが常駐

ペットシッター歴10年以上のスタッフが「SNOWペットシッター」として専属で常駐しています。

担当が不在でも引き継ぎ体制が万全!

外出が多い飼い主さんの場合、引っ越し後も何度かペットシッターサービスを利用することがあるかもしれません。

シッターはそれなりに費用がかかりますし、一般的なペットシッターサービスは、シッターの指名ができても繁忙期には断られてしまい、代わりのシッターには情報共有がされていなかった、ということもあります。

そんな時、「SNOWペットシッター」は安心です。本部が情報を一括管理することで、万が一同じシッターがいけない場合も情報共有がしっかりとされています。

安心の低価格、しかも対象エリアは交通費無料!

2,500円からシッターを頼むことができ、しかも横浜市川崎市内の対象エリアであれば交通費はかかりません。

リアルタイムで状況を報告してくれる

預けている時、大切な猫がちゃんと過ごせているかどうか不安になりますよね。「SNOWペットシッター」では、メールやLINEでお世話の状況を写真とメッセージつきでリアルタイムに報告してくれます。

まとめ

引っ越しは心機一転新しい気持ちにさせてくれますが、猫にとってはストレスがかかる出来事です。出来る限り傍に居てあげて、問題行動が起きても早めに対処できるようにしましょう。

どうしても引っ越し後に外出が続くようなら、ペットシッターサービスも上手に活用しながら、猫をフォローしてあげてください。

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